会社の笹を持って今宮神社の十日えびす。人出も露店の数も京都ゑびす神社をはるかに越える。
鳥居を潜るも、参拝をするも、福笹をもらうも、吉兆さんを買うも、えべっさんをドンドン叩くも、
境内を出るも行列の流れの中。

やっと境内を出て、少しだけ自由が戻る。しかしながら難波方面へぞろぞろと行列の波は続く。
露店が途切れる事無く立ち並ぶ。目的は、ベビーカステラ。
どこが良いだろう。はっきりと名前掲げている店がいい。美味しかったら毎年食べたいから。
と至ったのが誠優堂のベビーカステラ。

いい匂いと、もくもくとベビーカステラを作るお兄さんの姿が素敵である。

更にその手際の良さに惚れ惚れする。これは1000円いっておこう。

ぽんぽんとできたてのベビーカステラは踊るように受け皿へ入っていく。
それをお姉さんがかわいいオレンジの袋に入れてくれた。

できたてあつあつ。ふんわりとよい香りである。2,3個では止まらない。
できたては旨いなと思いつつも、後で冷えたものを自宅で食べたら、驚くことに冷めても美味しかった。
いや、冷めたほうがよりキメの細かさと少しだけ固めになった生地の食感が美味しさを引き立てたのだ。
1000円の袋で大正解。次はどこで出会えるのだろう。
もし、出会えなくとも来年のえべっさんでは、是非探し出したい。
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