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睦月。雨のしとしとと降る中、宇治の三室戸寺では紫陽花が見頃で美しかった。
せっかく宇治まで来たのだからと、その足で平等院鳳凰堂に向かう。その前に腹ごしらえ。

ふとミシュランの一つ星を獲得した静家の宇治橋店が思い浮かんだ。
歴史ある店構えの静家西陣店と比べると、メニューも店内もかなりカジュアルで、却って入りやすい。

暖簾をくぐると、テーブル席はほぼ満席。
カウンターしか無いのかなと思っていると奥の座敷に案内され、ラッキーであった。
2テーブルあったが、我々のみで使用させてもらい快適この上なし。
厨房を覗くと、注文が殺到しているのだろう、スタッフが慌しく調理している様子が見えた。

なかなか注文も取りに来なかったが、のんびりと待つ。
やがて、「お待たせしました」と済まなそうにお茶を持ってきた。
静家宇治橋店名物ゆばあんかけ丼セットB1575円を注文。

思ったよりも早く運ばれてきたセットには瑞々しい汲み上げゆばとご飯がすすみそうな竹ゆばの佃煮。

生湯葉を贅沢に1枚使用したというゆば丼は真ん中にしょうが、そして三つ葉が散らされている。
透明でとろんとろんしているのは吉野の本葛。片栗粉とはちょっと違う上品さと食感。
男的にはもっとご飯が多いと最高だが、もっともっと頂きたくなる美味しさだ。

生湯葉の吸い物にゆば屋のデザート豆乳ぷりん。
このデザートが食べたくてBセットにしたのだ。Aセットだとデザートと汲み上げゆば無しで980円。
このぷりんは 国産大豆のみを使用ししぼりたての豆乳から作られたそうで、
豆腐のようであるが、きちんとデザートの爽やかさもあり、なかなかに評判の一品であった。
ゆっくり話をしながら頂いて、レジへ向かって驚いた。誰も居なかったのである。
観光地故、皆急いでいたのだろうか。
時間のある方は静家 ゆば御膳(汲み上げゆば2品、生ゆばの刺身、ゆばの陶板焼・胡麻味噌だれ、美山鼓の炊き合わせ
生ゆばのあんかけ煮、ごはん、竹ゆばの佃煮、生ゆばのお吸い物、豆乳プリン )3500円もおすすめ。
静家の湯葉料理は笑顔が思わず出てしまうほど美味である。
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