京都グルメ本【京都旅楽】

隠れ家じゃないのに隠れ家のような下鴨神社そばの謎のカフェ yugue ユーゲ

京都カフェ・居酒屋

yugue

ゆーげ

ユーゲ
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「そこにあるのに見えないもの、なーんだ?」「隠れてないのに隠れ家ってなーんだ?」
正にこのクイズにぴったりのカフェがある。

ユーゲ

下鴨神社近くのYUGUE。たぶんユーゲと読むのではと思うが、看板は無い。
葵橋から下鴨本通を北に向かって左を進もう。
やがて御影通と下鴨中通へ折れる三角地帯があるが、ここのど真ん中にある。

言われてみれば、Yugueは真正面にドンと鎮座し、迷いようもないのだが、目立ちすぎて意識しないとわからないのだ。
2階建ての普通の家に白い大きな暖簾が店内を見えなくするかのようにかけられている。
これがYugueである。一乗寺恵文社の本屋の窓からのぞいた京都でも紹介されているようだ。

ユーゲ ユーゲ

中は倉庫のようである。決して今流行の町家カフェではない。扉はアルミサッシである。
この空間だけアジアのとある居酒屋になったようなそんな雰囲気である。
コンクリートの床に、古びたテーブルと椅子が並ぶ。
奥の狭い階段を上れば、2階には座敷とちゃぶ台席がある。

ユーゲ

窓側の席に座りふと見上げると、ここだけカフェをイメージさせるお洒落なカウンターが聳え、
ガラスポットに入ったコーヒーが並べられているのであった。

ユーゲ

ああ、祖父が営んでいた小さな商店みたいだな。時折車のヘッドライトが眩しく揺れる。
無口な店主が夜の帳を照らす小さなろうそく入りグラスを、そっとテーブルに置く。
頼んだビールは懐かしのサッポロ黒ラベル。この銘柄、久しぶりに見た。

ユーゲ

つまみになりそうな水餃子を頼む。しばし後、手触りがいい器で運ばれてきた。
置かれた鳩の箸置きも素敵。取り皿も陶器で持ちやすく、美しい。木のスプーンも掬いやすい。
うむ、第一印象と違って段々奥深さを感じる。

更に餃子は不思議であった。もっちりと固めで厚い皮にエスニックなシナモンのような香料の
香りがする具、何故か浮かんでいる茹できゅうり、柚子の香りとスパイスが香るスープ。
食べ進めるほどに旨くなるのである。

ユーゲ

残念ながら喫煙OK。最初は煙に巻かれていたが、やがて誰も居なくなった。

ユーゲ

煙がなくなった店内は不思議な音楽が流れ、時折車の走る音が聞こえるばかりで、
現実離れしていた。それがとても良かった。

ユーゲ ユーゲ

ふと長居をしたくなって、ベーグルと梅酒のソーダ割りを頼んだ。
店主はもくもくと作っている様子だが、カウンターが高いので姿は見えない。
カウンター下のテーブルにはこの雰囲気と不似合いなかわいいクッキーやケーキが並んでいた。
ああ、 カフェだったのかと思い出す。

ユーゲ

酒にベーグルなどちょっと奇妙な組み合わせだなと思ったが、
店主がそっと置いたベーグルは、ベーグルの見方を変えるほど美味であった。

ユーゲ ユーゲ

なめらかな木の皿の上に乗せられた 大きな木のワンポイントイラストのナフキン。
このセンス、好きである。ベーグルは中身が色々選べる。バターとはちみつだったか。
あまくてホットケーキのような幸せな味。真ん中から切られたベーグルは温かく、
さっくり焼き上げてあって噛めばほんのり甘く、ベーグルがこんなに美味しかったとは驚きであった。

ユーゲ ユーゲ

京野菜のベーグルは中に茄子とトマトなどが挟まれていた十分に食事となりうるものであった。
これをもう1つ頼もうかと思ったくらいの味であった。

ユーゲ

花柄のグラスに入った梅酒のソーダ割りもほどよく甘く、好み。
底にはアルコール漬けの青梅がころりと沈んでいた。


何を食べても何を飲んでも旨い。食器もセンス抜群である。
失礼ながら、全然味など期待していなかったものだから、完全に参ってしまった。

ユーゲ

あまりにベーグルが旨かったので追加注文。
豚肉とキャベツのベーグルとドライトマトとチーズのベーグルを。

これでお会計3000円ほどであったか。聞けば常連も多いと言う。
yugueはいつ開くかはっきりは決まっていないらしくアバウトだそうだが、
比較的夜は遅くまでやっているようだ。紫煙を窓越しに確認してから、また訪れることにしよう。



京都の美味おとりよせ


yugue ユーゲ
カフェ・晩ごはん
京都市左京区下鴨松原町4−5
電話075−723−4707 営業時間 15時くらいからから22時頃まで(気まぐれ) ※だいたい無休



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