京都グルメ本【京都旅楽】 平安神宮そばの本物の町家カフェ 京都生ショコラオーガニックティーハウス
京都に町家風カフェは沢山あれど、本物の町家カフェは少ない。 平安神宮東側にある京都生ショコラ(Kyoto 生 Chocolat)オーガニックティーハウス。 観光客の方にはちょっと分かりにくい立地。平安神宮から権太呂を目指すとお良いであろう。 その脇の道を道なりに上ルと右手に森のような緑に囲まれた門が見えてくる。 これが京都生ショコラ オーガニックティーハウスである。 門をくぐり石畳の道を歩けば大きなわんちゃんがお出迎え。 大人しいのだが、犬嫌いの人はかなり勇気が必要だろうからお勧めしない。 靴を脱いで上がれば和服の女性がお出迎え。 今日いらしたのは奥様では無くもっと若い方だった。 そのまま自由に葉を伸ばしたかのような茫々とした緑が暑い京都の風を少しだけ冷やしてくれる。 火鉢では蚊取り線香が静かに煙を上げている。 ああ、この匂いだ。懐かしい蚊取り線香の匂い。昔はどこの家もこんな匂いがした。 本物の町家には驚くほど涼しい風が渡る。そういう様にできているのだ。 町家風のカフェで冷房を要れずに同じような事をしてもこんなに涼しい風は通らない。 本物だからこそ、である。一応エアコンが見えるが、動いていない。 庭に面したテーブル席に座る。残念な事に冬座布団だ。これは夏座布団にする必要があるだろう。 せっかく風が通っているのに尻の辺りが暑いのである。座布団をよけて畳みに座る。 スタッフの方がメニューを持ってきてくれるのだが、置き方が逆である。 とても丁寧な物言いのだが、最後まで見送らない。 もうちょっと気を遣うともっともっとよくなるのにと思われる点がいくつか。 さて、ここではこれ。生ショコラセット300円を注文。 スウィート・ビター・お抹茶 3種の生ショコラ。 キンと冷やされたショコラは氷のような緊張感を一瞬感じさせた後、淡雪のようにとろける。 それぞれの味を見事に舌に記憶させながら。言葉で語るのは難しい。 別のテーブルの女性達が「若い人は美味しい店をよう知ってはるワ。ホンマ美味しいわ」と。 「ホンマニオイシイ」 その通りである。 連れは抹茶のケーキセット1000円をオーガニックコーヒーで。 最初にサービスで生ショコラを1つ頂いた。その後華やかな洋皿でケーキ登場。 まるでパフェのように美しい盛り付け。抹茶ケーキだったのだが、それだけで食すと ぼそっとした風で、あれ?と思ったが、ブルーベリージャムや生クリーム、メロン、ぶどうなどの フルーツと合わせて頂くとなかなか良かった。バランスが考えられたケーキなのかもしれない。 オーガニックコーヒーはミルクをたっぷり入れて。 なんともいい時間が流れていく。混んでいなければもう少しゆっくりしたいのだが、 待っている人に譲ろう。 特に観光シーズンはあまり来られない人もいるのだから。 そんなやさしい気持ちが湧いてくるカフェである。 シェフの中西広文さんは、ニューヨークの日本総領事館で腕を磨いたフレンチシェフだそうだ。 出てくるショコラやケーキの美しさがそれを物語る。会計を済まし出口に向かうと やさしそうな「ありがとうございました」の声がかかった。暖簾の向こうにシェフのシルエット。 この雰囲気がなんだかいいなあと思う。 京都生ショコラでは普段はランチもあるのだが、7月はお休みとの事。 この季節はカフェをお楽しみあれ。
京都市左京区岡崎天王町76-15 電話 075-751-2678 営業時間 12〜17時 ※月火定休