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河原町丸太町から荒神口へ向かって上ル。この辺りにはいくつか食べ物屋があるのだが、
右手の方に、大きなガラス戸の町家が目に入ると思う。旬菜あだち。

看板の具合から割烹だろうかと思うかもしれないが、気軽に利用できる定食の店だ。
ランチタイムは色々とセットが用意されており、一人でも気軽に利用できる。

日差しが差し込む奥の間はテーブル席。この日は家族連れで賑わっていた。

ので、手前のカウンターへ。暖簾から涼しい風がやってくる。何とも良い雰囲気。
カウンターでは黙々と調理をするご主人。元気なお母さんが冷たい茶を持ってきてくれる。
美味しかったのでぐっと飲み干すと、「お代わりいれましょか」とすぐにポットを持って来てくれた。
「すみません」と言うと「こんなもんしかないけど」と笑う。
単身赴任のお父さんや学生さんには至極居心地が良いと思う。

さて、メニューからカレイの煮付けと野菜の天麩羅を選ぶ。
小芋が添えられた煮付けは家庭の味でほっとする。これに厚揚げの煮物、ほうれん草の煮物、
ごはん、漬物、味噌汁。

天麩羅はかぼちゃ、舞茸など5種類を塩で頂く。厚揚げの煮物にいわしの生姜煮、
漬物、ごはん、味噌汁。いずれも900円前後。主食に何を選ぶかによって前後する。
コロッケ、焼肉、刺身など選択の幅は広い。
特筆すべきものでは無いのだけれど、家庭の味を頂きたい時に満足を得られるかと思う。
観光の方の姿はあまり見かけないが、町家の雰囲気や京都の日常を味わえるという点で、
覚えて置かれると重宝かと思う。京都御苑や鴨川散策時にふらりというのもいい。


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